家畜人工授精師を目指して頑張っています! R6.11.28
酪農や肉用牛経営では、生乳や子牛が主な収入源であるため、牛の妊娠、出産が経営上とても重要です。
この業務に必要な知識や技術を学び、資格として取得する家畜人工授精師養成講習会(山口県主催)が開催されており、本校畜産学科1年生が受講し、知識と技術を学んでいます。
講習会も後半で実習中心の内容となっており、本校の学生が一生懸命人工授精の練習を行っています。
牛の直腸に手を入れて、直腸壁越しに子宮や子宮頚管を掴むのですが、はじめは、直接見ることができないため、文字通り‘手探り’で行い、何が何やら分からなかった状況が、今では、どの学生も精液注入器を子宮頚管に通すことができるところまで上達しています!
来週、修業試験(筆記試験)がありますので、合格に向けて最後のひと頑張りを見せて、立派な家畜人工授精師になることを期待します!
どんどん堆肥まいて、どんどん耕うんして R6.11.26
水稲収穫後は、次に栽培する品目のための土づくり。土地利用学科では、10月から11月にかけて各圃場への堆肥散布と耕うんを行っています。もちろん、堆肥は畜産学科の作った堆肥。学生達は、以下のような流れでどんどん作業を進めていきます。
①小型ホイールローダで運搬車に堆肥の積み込み(普段使わない機械、早く操作に慣れよう!)
②運搬車で堆肥をひたすらピストン輸送(堆肥を公道に落とさないように注意!)
③圃場に運ばれた堆肥を地道にスコップで散布(できるだけ均等に!)
④堆肥をまき終われば、トラクタでさっと耕耘(その日のうちに!)
さて、この堆肥散布と耕うんも残りわずかとなりました。堆肥散布で劇的に圃場が良くなることはありませんが、毎年、毎年、少しずつ、土づくりを進めていきましょう。
ドローンの講義もこれが最後。卒業試験! R6.11.25
土地利用学科では、ドローンの操作練習を講義の一環として行っています。11月13日(水)、2年生が最後のドローン練習を行いました。最後の練習ですから、やっぱりこれまでの練習の成果を確認する必要がありますよね。というわけで、卒業試験を行いました。
前回の練習が8月末だったので、ちょっとカンを取り戻すための事前練習が必要でしたが、そこは1年次の夏からしっかり練習に取り組んできた土地利用学科2年生達、上手にクリアできたようです。
農大で6年間ドローン操作を教えてきた講師から、「これまでで一番上手い!」とお褒めの言葉を頂きました。これも講師の方々の御指導の賜物です。
2年生達が、ここ農大で修得したドローンの操作技術を使って、現場で活躍してくれることを期待します!
農業大学校の在校生激励訪問で自分たちのほ場を説明しました!
R6.11.21
11月20日(水曜日)、柳井・周防地区農業改良普及協議会が主催となって、柳井市、平生町、上関町及び周防大島町出身の農業大学校の在校生激励訪問が開催されました。
対象となった、園芸学科の2年生3人は、室内での情報交換などの後、自分たちの管理しているほ場を説明しました。
2年生は、オリジナルユリ、カーネーション、ブドウのそれぞれのほ場について、経営プロジェクトの内容、今年の生育や管理の状況などをしっかり説明してくれました。
今後、下関地区などで同様の激励会が開催されます。しっかり説明してくれることを期待しています!
実践販売演習として、防府さかなまつり2024に参加しました!!
R6.11.21
11月17日(日曜日)、農業大学校は、防府さかなまつり2024に参加しました。
当日は朝6時に集合し、出荷物などを3回に分けて運搬しました。2年生が中心となって、あっという間に売り場を作ってくれました。
8時30分からと朝早い開店でしたが、キャベツ、ハクサイ、みかんなどを中心に、11時までの2時間半で売り切れ続出の大盛況でした。
次回は、11月27日、まちの駅うめてらすで行います。皆さまお誘いあわせの上、ご来店ください!
興津早生を収穫しています! R6.11.21
園芸学科果樹経営コースでは、現在、興津早生(おきつわせ)の収穫をしています。興津早生は、本校で最も多く植えているうんしゅうみかんです。本数が多いため、担当の学生はもとより、果樹経営コースの職員総出で収穫します。
防府市内外の3か所の直売所を中心に販売しています。お客様の喜ぶ顔を想像しながら丹精込めて栽培管理しました。ぜひお買い求めくださいませ!
ブドウのつる取りにいそしんでいます! R6.11.21
園芸学科果樹経営コースでは、ぶどうのつる取りにいそしんでいます。
ブドウは、頑丈なものにつるを伸ばして自身を定着させる性質があります。つるは、秋冬期になると枯れて硬くなります。枯れたつるは、晩腐病などの越冬場所となります。このため、つるを残したままにすると、翌年こうした病害の大発生につながります。
この日は、硬くなったつるを、学生は採収ばさみで、社会人研修生はペンチで外していました。学生に作業の理由を聞くと、少し迷っていましたが概ね正しい答えが返ってきました。
地道な作業ですが、晩腐病に弱い品種の一つ「ピオーネ」から取り組んでいます。
ハクサイ・キャベツ・ブロッコリー収穫中! R6.11.21
園芸学科野菜経営コースでは、現在、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリーなどを収穫しています。定植後は厳しい残暑となりましたが、潅水、追肥、除草といった日々のこまめな管理の甲斐あって、収穫を迎えることができました。
この日は、2年生がハクサイを、1年生がキャベツを収穫していました。収穫の目安を訊ねると「上を押さえてみて、硬くなっていたら葉が巻いているということなので、収穫します」と答え、「まずは、外葉を押しのけて、包丁を入れて茎を切り、残った余計な葉を落とします」と実演を交えて教えてくれました。
現在、市内外の3か所の直売所を中心に販売しています。ぜひご賞味ください!
れんこん生産者の下で研修中! R6.11.21
11月20日から21日の2日間、園芸学科野菜経営コースの1年生2名が岩国市のれんこん生産者の下で研修を行いました。
山口県のれんこん生産量は全国第5位で、そのほとんどは岩国市で生産されています。
このたび、れんこん生産者を確保・育成する第一歩として、岩国農林水産事務所や生産者団体が一体となって、農大生等の研修を受け入れる取り組みを始めることとなりました。
2名の学生は、最初こそ専用の道具の扱いに戸惑って時間がかかっていましたが、3時間ほどで慣れて土の中に隠れたれんこんの位置もわかるようになった、ということです。
農業大学校では、今後も、産地と連携した担い手確保の取り組みを進めて行くこととしています。
カーネーション収穫中! R6.11.21
園芸学科花き経営コースでは、現在、カーネーションを収穫しています。今年5月の母の日の後に一度抜き取り、蒸気消毒をして、6月26日から28日にかけて約2,000株を植え付けました。
早い品種では10月ごろから収穫しており、現在は「マホ」や「パステルダマスカス」といった中生や中晩生品種を収穫しています。
この日は、2年生が咲き具合を見ながら、株を間違えないように切り、慎重にフラワーネットから抜き取って収穫していました。
収穫は来年の母の日前まで続きます。
これが、君たちが目指す大豆の姿だ! R6.11.22
11月8日(金)、土地利用学科の学生と研修生が、阿武町の農業法人「うもれ木の郷」で大豆の収穫実習を行いました。なぜ、遠い阿武町まで実習に行ったのか? それは、うもれ木の郷が県内トップクラスの大豆生産者(単収が県平均の約2倍)だからです。
最初に、うもれ木の郷の田中組合長と中野副組合長から、法人の概要や大豆生産について丁寧な説明を受けました。特に、大豆栽培のポイントについての話は、学生達もしっかりメモしていたようです。これ、とても重要ですよ。
大豆圃場では、大豆の見事な姿に圧倒されました。さすが県内トップクラス! 1時間半かけて阿武町まで来た甲斐があったというものです。学生達は、大豆圃場で青立ち株(あおだちかぶ:成熟期になっても青々として水分量の多い株。青汁が子実を汚す原因となる)や雑草を抜き取りながら、交代で大豆コンバインに乗って収穫作業を行いました。農大では滅多に操作することのできない大豆コンバインですが、学生達は上手に操作しながら、大豆を刈り取っていました。
さて、今後目指すべき大豆の姿を目に焼き付けることができたでしょうか? 土地利用学科では、今後もトップクラスの農業法人での実習に取り組んでいく予定です。
獣医学部の学生が実習に来ました! R6.11.21
山口大学と、本校が所属する山口県農林総合技術センターは、調査・研究及び人材育成の分野で連携して取り組んでおり、お互いの施設で実習や研修を行っています。
11月20日(水)、その一環として、家畜の診察技術を高めるため、山口大学共同獣医学部5年生17名が来校し、本校の家畜を使って実習を行いました。
実習では、山口大学生が体調の悪い牛や治療歴のある牛を診察し、飼養者である学生や職員への問診と併せて、病名の推定や対処方法を検討していました。
また、本校の学生は問診を受ける側でしたが、山口大学生の実習の姿を見て、同じ学生という立場から刺激を受けたようで、夕方の搾乳や飼養管理では、いつもより気合が入っていました。
今回来校した山口大学生の皆さんは、来年度に控えている国家試験を無事に通過し、獣医師として活躍されることを祈りつつ、本校の学生には、卒業後の進路に向けて、一層学修に励むことを期待します!
経営スキルアップ研修「トヨタ式カイゼン」を実施しました
R6.11.21
11月20日(水)、社会人研修室農業研修グループでは、農業大学校において、第10回経営スキルアップ研修「トヨタ式カイゼン(以下、カイゼン)」を実施しました。
本研修は県内の新規就農者等を対象に、経営マインドに優れた次世代を担う農業経営者の育成を目的に、今回は対面受講とオンライン受講のハイブリッド方式で実施し、合わせて約100名の参加がありました。
研修では、トヨタ自動車株式会社の疋田様からカイゼンの概要についての講義がなされ、その後、カイゼンを実施している株式会社ファーム大道(防府市)の岡本様、農業大学校の土地利用学科の学生、こもろ布引いちご園株式会社(長野県小諸市)の倉本様から、実際に取り組んだカイゼンの内容について事例発表をしていただきました。
研修参加者はカイゼンについての知見を十分深めることができ、最後には活発な質疑応答がありました。また、参加者からは、「職場で今日の内容を共有し、カイゼンできる箇所を検討していきたい」等の声がありました。
経営プロジェクト中間発表会(第13回目)を行いました!!
R6.11.21
11月21日(木曜日)、園芸学科では、最後の経営プロジェクト中間発表会を行いました。
今回は、「シャインマスカットの長期貯蔵による正月前出荷の検討」について、担当の2年生が発表しました。
シャインマスカットは、急速に栽培面積が拡大しており、今後、生産量のさらなる増加と価格の低下が予想されています。そこで、本課題では、鮮度保持袋や給水ホルダーを用いて、出荷量の少ない正月前までの長期貯蔵に取り組んでいます。
担当の2年生は、様々な資料をよく読んで、質問にもしっかり答えていました。
今後は、1月6日の発表会に向け、スライドや概要書を取りまとめていきます。
球根部会の生産者の前で発表! R6.11.15
11月15日(金曜日)、農林総合技術センターにて、やまぐちオリジナルユリ振興協議会の研修会が行われました。
研修の一環として、農林業担い手支援部(農業大学校)園芸学科花き経営コースの2年生1名による経営プロジェクトの発表が行われました。このプロジェクトは、先の中間発表でも説明した新しい作型の「やまぐちオリジナルユリの切り下球根を活用した無加温年内二度切り栽培における有用性の検証」です。
生産者からは「球根養成中の管理はどのようにしていますか」、「輪数が少ない理由はどのように考えていますか」などの質問が出ました。40名を目の前にして、緊張著しい中でプロの生産者に説明し質問を受けるという厳しい状況でしたが、職員の助けを借りながら一生懸命答えていました。
農林総合技術センターでは、今後もこうした研修会やほ場見学を受け入れることとしています。また、プロ農家の前での発表も積極的に行う予定です。
ミニトマトを定植しました! R6.11.15
11月15日(金曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、ミニトマトを定植しました。今回は、一つの畝に、白いマルチを表にした列と黒いマルチを表にした列を並べ、等間隔に定植しました。表にしたマルチの色の違いが、生育に影響を及ぼすのか、試してみようというものです。
品種は紫色の「トスカーナバイオレット」「CFプチプヨⅡ」「プチプヨイエロー」の3種類です。
植え付けながら、学生は職員から「トマトにはTYやCFといったアルファベットが品種の前につけられているが、意味は憶えてる?」などと問われ、「TYは憶えているけど…」と口ごもっていました。
このトマトは、12月下旬頃収穫・出荷予定です。お楽しみに!
カーネーション部会の視察を受け入れました! R6.11.15
11月15日(金曜日)、農林総合技術センター農林業担い手支援部(農業大学校)では、カーネーション部会の見学を受け入れました。
午後から始まった研修では、花き振興センター職員によるの栽培実証結果報告や種苗会社によるカーネーションの最新品種の紹介などを行い、生産者と活発な意見交換が行われました。
その後、農業大学校園芸グループ花き経営コースにおいて、カーネーションのハウスを見学しました。カーネーションの品種選定や栽培方法はもとより、フラワーネットまで話が及び、生産者の皆様には、大変意義のある見学になったようでした。
農林総合技術センターでは、今後もこうした研修、視察、ほ場見学などを積極的に受け入れることとしています。
「熟練伐木技能者リカレント研修」を実施 R6.11.15
11月12日(火)~15日(金)に、日本伐木チャンピオンシップ優勝や世界各国の伐木技能競技大会で受賞歴のある、今井(いまい)陽樹(ひのき)氏(ひのきや代表:群馬県)を講師に迎え、チェーンソー伐木実技に関する研修を実施しました。
この研修は、日本伐木チャンピオンシップの競技種目である①伐倒②丸太合わせ輪切り③枝払いの実技を通じて、林業現場で必要となる技術習得と安全意識の再確認を目的としています。
参加した研修生は、競技種目を反復練習することにより、自身の技術や意識の向上に大いに役立つものとなりました。
わさびの生育調査を行いました! R6.11.13
11月13日(水曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、経営プロジェクトの一環として、わさびの生育調査を行いました。
この経営プロジェクトは、山口県農林総合技術センターが開発した技術「畑わさび冷蔵苗を利用した新たな作型開発-温暖地向けトンネル栽培-」を実証するものです。
この日は、1年生2人が調査者と記録者に分かれて、草丈(葉柄の高さ)と草高(葉を伸ばした高さ)を一本一本メジャーで調べていました。地道な調査ですが、植えてから何日目にはこのくらいの高さになっている、定植後どのくらいのペースで生育するのか、などの基準を知っておくことは大変重要です。
今後も、1週間に1回程度の頻度で調査を続けます。
ブドウ園の土壌改良進行中! R6.11.13
現在、園芸学科果樹経営コースでは、ブドウ園の土壌改良を行っています。
果樹園は、大きな機械が頻繁に通るため、土が踏みしめられて硬くなっていきます。硬くなると、根が伸びにくくなり、生育不良や収量低下を招きます。
このため、収穫が終わった秋から冬にかけて土壌改良を行います。今回の土壌改良は、油圧ショベルを使って樹の片側を掘り上げ、掘り上げた土にサンライムやF.T.Eと言った土壌改良資材を混ぜ、埋め戻します。
この日は、2年生1名、1年生1名、社会人研修生1名が油圧ショベル操作、土壌改良資材の施用、手作業での油圧ショベルの補助に分かれて作業していました。2年生と社会人研修生は、農業大学校で小型車両系建設機械の特別教育を受講しており、お互いに安全確認し合いながら作業していました。
年内にはすべてのブドウ園で土壌改良を終え、せん定作業に入る予定です。
ニンジンの土寄せをしました! R6.11.13
11月11日(月曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、ニンジンの土寄せをしました。土寄せは、畝間に生えている雑草を土ごと畝に跳ね上げて除草する効果と、畝間の土を飛ばすことで株間に生えている草を抑制する効果があります。また、養分のある土を株の周りに飛ばすことで、生育促進効果も期待できます。
この日は、1年生が1人で専用の機械を使って作業しました。土を飛ばした後の畝間の深さや機械の速度を職員と調整しながら、一生懸命取り組んでいました。学生が経験を積み、観察しながら工夫を重ね、微調整している姿を見ると、日々成長していると実感します。
このニンジンは、12月中旬頃、収穫・出荷する予定です。お楽しみに!
キュウリを播種しました! R6.11.13
11月11日(月曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、経営プロジェクトに用いるキュウリの播種をしました。今回播種した品種は「リスペクト」で、病気に強い性質があります。
この日は、担当の1年生が一人で播種しました。事前に、職員が品種の特徴や1トレイあたりの播種量についておさらいしていました。2度目の播種となって、しっかり頭の中に入っている様子でした。
このキュウリは、今後、接ぎ木、定植、誘引などの作業を進め、1月中旬ごろから収穫・出荷予定です。お楽しみに!
和牛共進会で初めてのグランドチャンピオン!! R6.11.13
県内各地の代表牛が一堂に会して、発育、体型、品格等の良し悪しを競う山口県畜産共進会第72回和牛共進会が11月12日(火)に山口県家畜市場にて開催され、本校から出品した牛「あや」号が全体1位のグランドチャンピオンに初めて選ばれました!
「あや」号は、発育が良好で、体型は、横から見たときの体上線が背からお尻まで真っ直ぐで、また体の輪郭(ライン)が鮮明で品があるところが、雌牛として優れていると評価されました。
学生は毎日の講義や飼養管理実習に加えて、共進会の出品に向けた手入れや調教等の準備を行ってきました。
実は、肉用牛経営コースは令和4年に、和牛のオリンピックと言われる全国和牛能力共進会に県代表の一員として出品しており、その時の経験や技術が今の学生に受け継がれています。
これまで積み重ねてきた伝統に加え、学生の努力や学修の成果が実った瞬間でした。
出場した畜産学科肉用牛経営コース2年生3名は、驚きとともに大変喜び、満面の笑みでマスコミの取材を受けていました。
2年生は卒業まで半年を切りましたが、今回の快挙を糧に益々飛躍することを願うとともに、1年生は連覇に向けて、今回の経験や技術を一層磨いていくことを期待します!
タマネギを定植しました! R6.11.11
11月8日(金曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、1年生8人と研修生4名で、タマネギを定植しました。
今回は手植えと言うことで、マルチを敷いた畝に、専用の自作器械で植穴を開けて植えていきました。
事前に職員より「深さは第一関節ぐらいとし、苗は太すぎる抽苔(ちゅうだい)する恐れがあり、細すぎると肥大しにくいため、中程度の苗を選びながら植えること」と指導がありました。
学生や研修生は、苗を慎重に選びながら植えていました。11月13日には、定植機による植え付けを行います。
※抽苔とは、花芽が付いた茎が急速に伸びることで、商品価値が損なわれ、「とう立」とも言う。
家畜人工授精師養成講習会が始まりました! R6.11.5
酪農や肉用牛経営では、生乳や子牛の出荷が主な収入源であるため、牛を妊娠させ、出産させることが経営上とても重要な業務となります。
この業務に必要な知識や技術を学び、資格として取得する家畜人工授精師養成講習会(山口県主催)が11月5日から本校で始まりました。
本校では、畜産学科1年生が1か月間みっちり座学と実習で学び、修業試験に合格し資格を取得した後、本校の牛で人工授精技術を磨きます。
講習会には、一般の畜産関係者も受講されますが、1か月間同じ時間を過ごすので、毎年、学生との深い交流が生まれ、講習会後も交流が続くなど、学生にとって得られるものが大きい講習会となっています。
この講習会で、一回り大きくなった学生の姿を楽しみに待ちつつ、将来、家畜人工授精師として活躍することはもちろん、一般の受講生との交流により、知見の広い技術者となることを期待します!
山口大学の講義に参加してきました! R6.10.31
山口県農林総合技術センター(農大はセンターの一組織)と山口大学農学部は、試験研究や人材育成などで連携した取組を行っています。人材育成の取組の一環として、10月25日(金)、土地利用学科の2年生と担い手養成研修生が、山口大学農学部の講義「デジタルファーミング演習」に参加しました。この講義は、農業におけるデジタル技術を理解し、実践できる人材の育成を目的としたものです。
この日のテーマは、「穀物の収穫・調製におけるデジタル技術の活用」。お米の品質の良し悪しと品質を低下させる要因、お米の色彩選別機(外観の良い米粒、悪い米粒、異物等を自動選別する機械)について学びました。
農大では色彩選別機を装備していませんので、学生たちは興味津々で仕組みや能力について学んでいました。今後もデジタル技術についての見分を一層深め、ぜひ使いこなせるようになってもらいたいと思います。
次は、11月20日(水)に農大で開催する「トヨタ式カイゼン」の講義に、山口大学農学部の学生が参加する予定です。
県共進会に向けて意識を高めました! R6.10.31
山口県畜産共進会は、県内各地の代表牛が一堂に会して、牛の体型の良し悪しを競い、体型の改良具合等を確認することを目的に開催されており、本校も学修の一環として毎年出品しています。
今年も、和牛共進会(11月12日)、ホルスタイン共進会(11月13日)に向けて、歩行訓練や削蹄、毛刈りなど牛の手入れを進めていますが、出品に向けて意識を一層高めるため、10月31日(木)に県内外の共進会に出品経験がある松永博視(ひろみ)さん(防府市・酪農家)を招き、共進会に向けた心構えを学びました。
松永さんからは、共進会に参加する意義として、牛の改良の確認の他、飼養管理や調教の技術向上について教えていただき、さらに「人との繋がりが広がることが大きな財産となる。若いうちに全力でチャレンジして欲しい」と激励を受けました。
講話終了後、学生は早速、牛の手入れの強化について話し合い、県共進会に向けてギアを一段上げていました。
共進会まで2週間弱ですが、当日までしっかり準備をし、実力を十二分に発揮できるよう頑張ります!
拠点祭に向けて絶賛準備中! R6.10.31
来る11月3日(日曜日)、第2回「知と技の拠点祭」が開催されます。園芸学科では、メロン、ナシ、ブドウなどの準備を着々と進めています。メロンは糖度調査も済み美味しく食べられる甘さになっています。ナシは「王秋」という果実が大きい品種です。ブドウは「シャインマスカット」を数量限定で準備しています。
現時点で、11月3日は晴ときどき曇りという予想です。皆さま、お誘いあわせの上、ご来場ください!学生、研修生、職員一同、お待ちしています!!
経営プロジェクト中間発表会(第11回)を行いました!
R6.10.31
10月31日(木曜日)、園芸学科では、今年度第11回目の経営プロジェクト中間発表会を行いました。
今回は、「ナシ”王秋”における着果管理対策による果肉障害の軽減」と題して、担当の2年生が発表しました。さすがは2年生、発表に際して、事前に農研機構から発行された「ニホンナシあきづき及び王秋の果肉障害対策マニュアル」をよく読んで準備し、しっかりと発表していました。
他の経営コースの学生からは、「むかで仕立てと書いてありますが、果肉障害は通常の仕立てと比べて出やすいかどうか教えてください」などと言った良い質問が続出し、大変刺激的な中間発表会になりました。
次回は11月7日(木曜日)に行う予定です。
花きのガラス温室に内張りを設置しました! R6.10.31
10月28日(月曜日)、園芸学科花き経営コースでは、ダリアを植えているガラス温室内に内張りを設置しました。
秋から冬の気温が低くなる時期、保温を目的として内張りを設置します。この日は、2年生一人と職員二人が内張りに使うビニルを温室外で広げて長さや幅を調整し、早速張っていきました。
職員から「どれくらいで切ろうか?」などと質問されていましたが、さすが2年生、的確に答えて職員に「この辺りで切ろうと思います」と伝えていました。
ダリアは11月中旬ごろから5月ごろまで出荷します。お楽しみに!
パンジー点検と色組みをしました! R6.10.31
10月30日(水曜日)、園芸学科花き経営コースでは、拠点祭で販売するパンジーなど鉢花の調製と色組みをしました。
この日、咲き終わった花や古い葉を取り除き、美しい状態で皆様にお届けできるよう調製しました。
その後、拠点祭の当日を想定しながら、お客様に効率的に渡すことができるように、種類や色ごとに配置を変えました。
いよいよ11月3日は拠点祭です。予報も晴れ時々曇りと絶好のお出かけ日和が予想されています。皆さまお誘いあわせの上、是非是非ご来場ください!!
6条刈138馬力! R6.10.30
10月24日(木)、土地利用学科の2年生1名と担い手養成研修生1名が、(株)ファーム大道の圃場で飼料用米の収穫実習をさせてもらいました。さて、今回使わせてもらう機械は、こちらっ! 6条刈コンバイン~! しかもコンバインでは最大クラスの138馬力~! 農大のかわいいコンバインと比べたら、重さは5倍、馬力は8倍・・・
初めての機械に乗る時はドキドキするものですが、加えてこの大きさとなるとドキドキも倍増したのでは? 学生達も最初は恐る恐る慎重に操作していましたが、法人の方が側で丁寧に指導してくれたお陰で、すぐに一人で操作できるように。ただ、全速力での作業はさすがに怖かったとか。
大型のコンバインは操作もしやすく、作業も速かったと、2人とも感激していました。今回もこのような貴重な機会を提供していただいた法人に、感謝、感謝です。
経営プロジェクト中間発表会(第10回)を行いました!
R6.10.31
10月29日(火曜日)、園芸学科では、今年第10回目の経営プロジェクト中間発表会を行いました。
今回は、「カルシウム剤の樹冠散布が極早生ミカン「日南1号」の浮皮軽減に及ぼす影響」と題して、担当の2年生が発表しました。あいにくの雨天で、経営プロジェクトを実施したほ場の見学はできず、講堂での発表のみとなりました。
発表後は、「なぜカルシウムが浮皮に有効なのか」などの質問が出ました。発表者は一生懸命答えていました。
次回は10月31日(木曜日)に行います。
ジャガイモの土寄せをしました! R6.10.31
10月28日(月曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、ジャガイモの土寄せをしました。
土寄せは、株元に土を寄せることで栄養分を供給するとともに、生えてきた草を減らす効果があります。
この日は、1年生一人が職員に教えられ、一生懸命取り組んでいました。微妙なバランスが必要な機械だけに、少し先を見ながら、畝を壊さないよう、緊張して操作していました。
このジャガイモは、12月上旬頃に収穫・出荷します。
県共進会に向けて牛の毛刈りをしました! R6.10.30
山口県畜産共進会は、県内各地の代表牛が一堂に会して、牛の体型の良し悪しを競い、体型の改良具合等を確認することを目的に毎年開催され、本校では、学修の一環として共進会に出品しています。
10月30日(水)、共進会への出品に向けた準備の一つとして、県内の技術者2名に牛の毛刈りの指導をお願いしました。
牛の体型審査では、体が鮮明に見える方が良いとされているため、毛刈りをして、体の線がはっきり見えるようにして出品します。
毛刈りの方法は技術者によって異なり、乳用牛ではバリカンで、肉用牛ではバーナーで毛先を焼いた後、それぞれハサミを入れていました。
学生は、技術者の毛刈りを見た後、指導を受けながら実際に毛刈りを行いましたが、毛刈りの難しさを実感したようです。
本共進会に向けて、牛の手入れや歩行訓練等、日々準備していますので、当日は実力を十二分に発揮することを期待します!
県共進会に向けて牛の削蹄をしました! R6.10.30
山口県畜産共進会は、県内各地の代表牛が一堂に会して、牛の体型を競い、改良を推進することを目的に毎年開催され、本校では、学修の一環として本共進会に出品しています。
10月30日(水)、本共進会への出品に向けた準備の一つとして、県内で活躍する削蹄師2名(1名は本校の卒業生!)に牛の削蹄をお願いしました。
牛は、牛舎内で飼養管理すると爪(蹄)が伸び、立ち方や歩き方が崩れてくることから、本共進会で体型を良く見せるため削蹄が重要です。
削蹄師は、器用に牛の足を上げて、鎌で蹄を削り、学生はその技術を目の当たりにして、とても感心していました。
本共進会に向けて、学生は牛の手入れや歩行訓練を行っており、当日は実力を十二分に発揮することを期待します!
土地利用学科と畜産学科の合同実習! R6.10.25
土地利用学科の水稲収穫後に出る稲ワラは、畜産学科が全て回収して牛のエサにしています。天気が続けば機械を使って簡単に圃場外に持ち出せるのですが、今年は周期的に雨が降るので、機械作業が思うように進みません。あぁ、せっかくの稲ワラがどんどん劣化してしまう・・・ 一方、土地利用学科としても11月のタマネギ定植に向けて堆肥散布や耕耘などの作業が控えている・・・ これはもう、待っとられんわ!
そこで、10月25日(金)、土地利用学科と畜産学科は合同で、稲ワラの回収作業を行いました。機械が使えないので、圃場の稲ワラを手作業で集め、運搬車に積んで圃場外に運び出し、それをトラックに乗せ換えて学校まで運ぶ・・・以下その繰り返し。
稲ワラを集めるのは大変で、しかも、途中で運搬車がぬかるみにはまってトラクタで引っ張り出すトラブルもありましたが、なんとか日が暮れるまでには1圃場分の稲ワラを圃場外に持ち出すことができました。両学科の合同実習は、田植え以外では初めてのことでしたが、学生達は和気あいあい。普段一緒に行わない同級生との実習は、楽しかったようですね。
ミズナを播種しました! R6.10.25
10月25日(金曜日)、園芸学科野菜経営コースでは先日土壌改良したベンチに、ミズナを播種しました。品種は「紗錦(しゃきん)」と「水竜(すいりゅう)」です。「紗錦」は、葉の軸の部分の歯ごたえが良く、「水竜」は葉の色が鮮やかな品種で、いずれもサラダにするとおいしく食べられます。
この日は、1年生が一人で、塩ビ管を押さえつけて播種のための溝を作成し、播種まで行いました。様子を見に来た職員も「もう任せられるね」と褒めていました。
この水菜は12月下旬から1月にかけて収穫・出荷予定です。お楽しみに!
令和6年度第3回短期入門研修を開催しました!
R6.10.25
10月22日(火)から24日(木)にかけて、新たに個人で農業を始めようとする方や農業法人への就業に興味のある方を対象とした研修会を実施しました。今回は、県外からの受講者もありました。
各受講者は、農作業実習に精力的に取り組むだけでなく、職員や担い手養成研修生に積極的に質問し、助言等を熱心に聞いておられました。
また、受講者からは、「今後、作目基礎研修を受講してみたい。」、「関係機関と就農相談を重ねていきたい。」といった声も聞かれ、今後に向けた有意義な時間となりました。
わさびを定植しました! R6.10.23
10月23日(水曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、わさびを定植しました。これは、経営プロジェクトの一つで、山口県農林総合技術センターが開発・特許出願している「畑わさびの冷蔵苗生育技術」を実証するものです。
この日は、1年生4人が、事前に畝立てとマルチ被覆した畝に穴をあけ、わさびの苗を植え付けました。いろいろな現場を経験しただけあって、雨で重い土でも、どんどん植え進んでいました。
このわさびは、来年4月に収穫・調製し、練りわさびやチューブわさびの原料として皆さんの食卓に上がります。
ナスの接ぎ木を行いました! R6.10.23
10月23日(水曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、ナスの接ぎ木を行いました。担当の2年生は、「農大にいる間にナス栽培を極めたい!」という熱い思いを持っており、今回は11月に定植するハウス栽培に取り組みます。既に露地栽培は収穫をほとんど終え、様々なデータを取り終えたところです。
今回接ぎ木したナスは、来年2月ごろ収穫開始となります。卒業間際まで取り組まなければならない作型に果敢に挑む姿勢には感服の一言です。熱い思いのこもったナス、ぜひお楽しみに!
ミズナ植え付けのための土壌改良! R6.10.23
10月23日(水曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、ミズナを植え付けるための土壌改良を行いました。
今回は、1年生3人が、土地利用学科からいただいたもみ殻、畜産学科からいただいた堆肥、石灰資材をベンチに施用しました。入学から7か月が経過し、様々な経験を積んだだけあって、あっという間に終わりました。
この後、ベンチ耕うん機で耕し、播種します。収穫は12月下旬を予定しています。鍋の具材にうれしいミズナ、道の駅ソレーネ周南(周南市)、スマイルほうふ(防府市)、とれたて満菜(防府市)の3か所の直売所で販売しますので、お楽しみに!
JGAP更新審査を受けました! R6.10.25
10月24日(木曜日)、園芸学科では、JGAP更新審査を受けました。
園芸学科では、2019年からトマト・ミニトマト、ブドウでJGAP認証を受けており、食品安全、労働衛生や環境保全などを踏まえた農産物の生産に取り組んでいます。
この日、審査員1名が、約5時間半の書類審査と約1時間半の現地審査を行いました。審査員からの質問には、2年生が役割分担して受け答えをしました。2年生は自分が担当している作物の管理記録などを示しながら、一生懸命説明していました。
園芸学科では、今後もJGAPに取り組み、学生に対して法令順守に基づいた農場運営のあり方を指導してまいります。
実践販売演習を行いました! R6.10.23
10月23日(水曜日)、農業大学校では実践販売演習の一環として、まちの駅うめてらすで販売実習を行いました。この日は、スイートコーン、ピーマン、パプリカ、パンジーなどの花苗、バラやカーネーションを組み合わせた花束やアレンジメント、うんしゅうみかんやクリを販売しました。
暑すぎず寒すぎず、お散歩の人通りもあり、参加した学生は通行者に積極的に話しかけて、終わるころにはほとんどの商品が売り切れました。
次回は11月17日、潮彩市場にて『漁協まつり』に参加します。皆さんお誘いあわせの上ご来場ください!
芽キャベツを定植しました! R6.10.23
10月23日(水曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、芽キャベツを定植しました。今回は、2年生3人が取り組みました。
2年生にもなると作業しながら「深植えがいいの?浅植えのほうがいいの?」「この鉄管だと穴が大きすぎる?」などと作物の生育に関するやり取りが出るようになり、入学当初と比べると格段の違いだと感じます。
今後、潅水、追肥、誘引用の支柱への結束などを経て、1月中旬頃から収穫します。お楽しみに!
ベゴニア播種! R6.10.17
10月16日(水曜日)、園芸学科花き経営コースでは、来年の防府天満宮大石段花回廊で飾り付けるためのベゴニアを播種しました。
まず、セルトレイに育苗用の培土を充填しました。その後、専用の器械を使って小さな種をセルトレイ1穴につき1粒ずつ播種しました。
今後、潅水や鉢上げを経て、来年の4月下旬には、防府天満宮の大石段を飾ります。
既にセロシアやロベリアなどは播種を終えており、11月にはビオラを播種する予定です。
花回廊は、毎年色合いが変わります!来年はどうなるのでしょう?お楽しみに!!
お米の等級が決まる様子を見学! R6.10.21
土地利用学科は10月11日(金)、収穫後のお米の流通の一端を学ぶため、農産物検査(お米の公正で円滑な取引のため、全国統一の規格で行われる検査。「1等」、「2等」などの等級が決められる)の見学に行きました。
実際の検査を見るのは初めてという学生達に、JA山口県の職員さん(農大OB)が、検査道具や検査方法などを丁寧に説明しながら、目の前で実際に検査をして見せてくれました。水分が高すぎるとダメ、籾の混入が多いとダメ、といった話を聞くと、お米の乾燥・調製時に注意すべきことがより深く理解できますね。
また、今回は一般的に目にする紙袋の検査だけはなく、フレキシブルコンテナバッグ(お米が1t入る袋状の大型容器。通称「フレコン」)の検査も見せてもらいました。おぉ、その二重管穀刺(フレコンからお米のサンプルを抜き出す道具)、刀みたいでカッコイイですね。
そして最後は、お米を保管している低温倉庫の中をちょっとだけ見学! 出入口のエアーカーテン(強力な送風により虫の進入を防ぐ)、10℃に保たれている内部、そして整然と、たかーく積み上げられている無数の米袋。ただただスゴイ・・・
お米の検査の流れや保管について、多くのことを学べた2時間でした。
紙飛行機を作りながら工程管理を学ぶ! R6.10.21
10月2日(水)、土地利用学科2年生は、3回目のトヨタ生産方式の講義がありました。今回のテーマは、「工程管理」。生産性向上のために工程改善の技能を習得することが狙いです。そして、それを学ぶために使うモノ・・・それは紙飛行機。
2種類の紙飛行機を、できるだけ早く、できるだけ少人数で、指定された個数作ることが課題です。学生達は2グループに分かれて、最初に提示された紙飛行機の制作工程をもとに、ムダな作業や動作は無いか、どうしたら簡単に早く少人数で作ることができるかを話し合い、グループ独自の制作工程を作り上げていきました。
さて、この紙飛行機演習を通じて、生産性向上のための改善点(ムダ)を見つける「目」が、少しは養われたでしょうか? 学生達が自発的に実習内容を改善していくようになることを期待しています。
学生が研修で講師をしました! R6.10.16
10月16日(水)、今年度採用された畜産関係の県職員を対象に、酪農の飼養管理を学ぶ研修が本校で開催され、普段、飼養管理を行っている酪農専攻の学生が講師となり、搾乳や飼料給与等を教えました。
山口県では、畜産関係職員の指導力を養成する研修を行っており、今回はそのカリキュラムの一つとして開催されました。
搾乳や飼養管理では、学生が手順を説明しながら、県職員が実際に搾乳や飼料給与を行いました。
また、11月13日(水)の山口県畜産共進会ホルスタイン共進会に向けた出品牛の歩行訓練では、練習を兼ねて学生が手本を見せました。
今回は県職員の研修でしたが、的確な指示を出す2年生と、指示を受けてテキパキと対応する1年生の姿に学生の成長を感じました。
今後も本校での学修を通じて、それぞれの夢に向けた技術研鑽を期待します!
拠点祭で販売する寄せ植えを作りました! R6.10.18
10月17日(木曜日)、園芸学科花き経営コースでは、来る11月3日の拠点祭で販売するための寄せ植えを作りました。2年生が職員に教えてもらいながら、自分たちのセンスで花の種類や色を選んで作りました。さすが、1年半という期間を花き経営コースで学修してきただけあって、手早くいろどりの良い鉢を作っていました。
ビオラ、アリッサム、葉ボタンやパンジーを一つの鉢の中に配置します。鉢に土をしっかり入れ、土と根が密着するよう軽く手のひらでたたいて仕上げます。
一鉢1,000円(税込)で、限定40鉢です。クリスマスやお正月の玄関を飾る一品としていかがでしょうか。拠点祭でお待ちしています!!
JGAP更新審査に向けてデモンストレーションを行いました! R6.10.18
10月17日(木曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、来るJGAP更新審査に向けて、トマトの収穫・調製工程のデモンストレーションを行いました。
収穫・調製を審査員に見せるのは1年生です。この日は、審査員の代わりとして職員3名が見つめる中、デモンストレーションしました。
いつも通りのこととはいえ、まじまじと見られると緊張します。いくつか指摘を受けて修正しながら、収穫・調製工程を最後まで終えました。
更新審査は10月24日(木曜日)です。きっとうまくできます!頑張れ!
サツマイモを収穫しました! R6.10.17
10月16日(水曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、1年生8名と職員5名が、サツマイモを収穫しました。
学生の一人がトラクタに付けた掘り取り機で、固まった畝に振動を与えて柔らかくし、残りの学生や職員はサツマイモを掘り上げ、つるから切り離してコンテナに入れました。収穫後は、ハウス内でキュアリング処理(高温多湿条件下で収穫の際の傷をいやす)を行い、保存性を高めます。
今年は夏秋期の好天と適度な降雨に恵まれ、大きなイモが多い傾向です。併せて2,000個以上を掘り上げました。
主に11/3の拠点祭で販売します。お楽しみに!!
わさびを植え付けるための畝立てをしました! R6.10.17
10月11日(金曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、わさびを植え付けるための畝立てをしました。
わさびは、葉、茎、根の全てに辛味成分を有し、加工品の原材料になります。
また、寒い時期に栽培することで、病害虫も抑制することができます。
このわさびは、来年3月ごろ収穫します。その後、専門の加工工場を経て、皆さんが刺身などに使われるチューブのわさびになります。
農業法人でタマネギ播種の実習 R6.10.12
土地利用学科では、少しでも農業法人の実態に即した学修を行うため、市内の農業法人(株)ファーム大道と連携した実習に取り組んでいます。
9月27日(金)と10月9日(水)、1年生6名と担い手養成研修生2名が、タマネギの機械播種を行いました。農大では手播きですからね・・・さすが農業法人は規模が違います。苗箱への土詰め、播種、覆土は機械が行うので、学生達は苗箱や培土(ばいど:良い苗を作るために物理的・化学的に調整・製造された土)と覆土の補給、播種した苗箱への水やり、積み上げた苗箱のラッピング(保湿して出芽を良好にするため)などを行いました。
ちなみに、今回使った培土には糊が入っているそうです。だから、機械で移植する時に根鉢が崩れないんですね!
今回播種したタマネギは、11月下旬から12月上旬にかけて移植する予定です。
野菜のリスク評価を行いました! R6.10.7
10月2日(水曜日)、園芸学科野菜経営コースではJGAP認証を受けているトマト・ミニトマトについて、リスク評価を行いました。前回は栽培~収穫を主な対象としていましたが、今回は、調製およびほ場内の危険か所のリスク評価を行いました。
参加したのは、トマト・ミニトマトを担当している2年生2名、1年生4名、研修生1名の合計7人と職員で、順番にリスク評価項目を読み上げながら確認していきました。
最後に、補足・追加の項目を求められた時も、2年生や研修生からすぐに出てきました。さすが、1年生より長く経験しているだけのことはあります。
今回のリスク評価などを踏まえ、10月24日(木曜日)にJGAP更新審査を受けます。頑張れ2年生!
チンゲンサイとコマツナを間引きました! R6.10.7
10月4日(金曜日)、園芸学科野菜経営コースではチンゲンサイとコマツナを間引きました。
このチンゲンサイは、短期入門研修で播種しました。場所によっては、種がまとまって落ちてしまい、多数の芽が出ているところがあります。そのまま育てると、草丈が小さくなるほか、密接して風通しが悪く病害虫の発生原因となるなど、様々な弊害があります。このため、『間引き』という作業が必要になります。
この日は、1年生2人が職員から間引きの理由や、「約15mm(指の幅くらい)の間隔になるように残す」などと間引き方法の指導を受けながら、地道な作業に取り組んでいました。
このチンゲンサイとコマツナは、拠点祭で販売します。お楽しみに!
右田小学校の社会見学を受け入れました! R6.10.7
10月4日(金曜日)、農林総合技術センターでは、右田小学校3年生の社会見学を受け入れました。
3年生は、事前にイチゴとカーネーションについて学んでおり、この日を楽しみにしていたそうです。
イチゴを栽培している実践ハウスでは、野菜経営コースの職員が概要を説明しました。児童から「ハウスの上にある赤や白の線はなんですか」という質問に対し、職員は「ハウスの中の温度を保つため、日光を遮る幕を広げるための線ですね」などと説明していました。
カーネーションを栽培しているハウスでは、花弁が見え始めている株を見つけて「かわいい~」「きれい~」といった声が聞かれました。
農林総合技術センターでは、こうした機会を通じて農業の理解促進を図っていきます。
ソレーネ周南で販売実習を行いました! R6.10.7
10月2日(水曜日)、農業大学校は、ソレーネ周南で販売実習を行いました。
この日は、ナス、パプリカ、フラワーアレンジメント、ブドウ、ナシなどを販売しました。学生たちはハロウィンの衣装を着ての接客でした。
前回、うめてらすで行ったときから続けてご来店いただいるお客様をはじめ、多数のご来場を賜り、盛況になりました。ナシ、ブドウ、フラワーアレンジメントなどは売り切れる勢いでした。
次回は10月23日、うめてらすでの開催を予定しています。お誘いあわせの上、ご来店ください。
経営プロジェクト中間発表会(第9回)を行いました! R6.10.3
10月3日(火曜日)、園芸学科では、今年第9回目の経営プロジェクト中間発表会を行いました。
今回は、「露地ナス栽培における土着天敵の活用」と題して、担当の2年生が実物を交えてわかりやすく発表しました。あいにくの雨天で、経営プロジェクトを実施したほ場の見学はできず、講堂での発表のみとなりました。
ナスを加害するアザミウマ類を、土着の天敵を用いることにより防除回数を減らすことができないか確認する取り組みです。天敵は気象条件などによって増減の幅や時期が変わるため、山口県農林総合技術センター作成のマニュアルに基づいて、天敵が定着しやすくなるようバンカープランツを植えた、ということです。
あと1か月半ほどの栽培ですが、最後まで日々の管理・調査を頑張ります。
その後、売上や労働時間などを含めた収支を計算し、成績をまとめます。
シクラメンの葉組みをしました! R6.10.1
9月27日(金曜日)、園芸学科花き経営コースでは、シクラメンの葉組みを行いました。
シクラメンの品質には、葉の枚数が非常に大きくかかわります。リング状の器具を差し込み、株の中心に光を当てることで、新葉の生育を促します。また、葉を外側に広げ、花を中央に寄せることで草姿を整えていきます。この一連の作業を『葉組み』と呼びます。葉は再び出てくるため、販売するまでに数回、葉組みをしないといけません。
この作業をしていたのは2年生で、目的を聞いたところすっと答えました。さすが、1年半、花き経営コースで一生懸命頑張ってきただけのことはあります。
このシクラメンは11月3日の拠点祭や、12月8日の防府市農業まつりで販売します。お楽しみに!
パイプハウスの屋根掛け替え実習をしました! R6.10.1
10月1日(火曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、パイプハウスの屋根を掛け替える実習を行いました。今回は、1年生3名と社会人研修生3名に職員3名が加わって取り組みました。
ハウスの屋根は、降雨や日照などにより徐々に日光の透過率が低下し、作物の生育に影響を及ぼすとともに、ビニルの劣化により破れやすくなるため、定期的に掛け替える必要があります。
今回取り組んだ1年生は、6月に掛け替えたメンバーとは異なり、今回初めて掛け替えるメンバーです。「少しの風なのに、ビニルを張るときには結構重く感じるんですね」などと言いながら、自分の役割を一生懸命果たしていました。入学当初は何をどうしていいか分からなかった1年生ですが、着々とできることが増えています。
今後、古くなったハウスの屋根を順次更新していきます。
今年の稲刈り、概ね順調です~ R6.10.1
土地利用学科の水稲の収穫は、①1日目昼:コンバインで収穫(約20a)→②1日目夜:乾燥機で乾燥→③2日目昼:籾摺り(もみすり)・調製・袋詰め・コンバイン清掃 を1セットとして、作業を進めています。雨がほとんど降らないので、作業はすこぶる順調です。といっても、全くトラブルが無いわけではありません。例えば・・・
【事例1】田んぼの外周を刈り取り中に、コンバインの先端(デバイダ)をコンクリート畦畔にぶつけて曲げてしまった!
→毎年、誰かがぶつけて曲げています。そのたびに教官が力技で元にもどしています。ちなみに、今年は3回曲げました(笑)。
【事例2】刈り取った稲がうまく脱穀(だっこく)部に運ばれない!
→全員で原因を探ります。ワラが刈り取り部の奥に巻き付き、搬送チェーンが外れかかっていました。急遽田んぼの真ん中でバラしてワラを取り除いたら、無事復調しました。お見事!
失敗もトラブルも、全て貴重な実習です。
「青島温州」の摘果をしました! R6.9.27
9月27日(金曜日)、園芸学科果樹経営コースでは、ウンシュウミカン「青島温州」の摘果を行いました。
本校では、山口県柑きつ振興センターが開発した青島温州の樹別交互結実栽培(以下のQRコード参照、PDFファイルが開きます)を実践しています。
暑い中、2年生は一生懸命摘果を進めていました。大きさに迷ったときは摘果ノギスを目安に、きちんと測って精度を高めていました。
「青島温州」は、12月中旬に収穫し、1か月程度貯蔵した後、1月下旬から出荷を始める予定です。
拠点祭で販売するホウレンソウ、コマツナ、チンゲンサイを植えるための耕うんをしました! R6.9.26
9月26日(木曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、ホウレンソウ、コマツナ、チンゲンサイを植えるための畝立てをしました。ベンチと呼んでいる木枠で囲まれた畝に、あらかじめ肥料や石灰などを施用します。その後、耕うん機を3人で持ち上げてベンチの中にセットします。
今回は1年生3人が2列ずつ、交代しながら耕うんしました。ときどきベンチの木枠に当たる、深く耕しすぎるといったときには他の2人が手助けしました。3人とも、1列は慎重に作業していましたが、2列目は慣れた様子で取り組んでいました。
ここには、暑さに強いホウレンソウ「ジャスティス」、ボリューム感に満ちたチンゲンサイ「夏御前」、葉がピンとして照りが強く見栄えの良いコマツナ「さくらぎ」を播種します。その後、かん水等の管理ののち、11月3日の拠点祭に出荷予定です。お楽しみに!
葉ネギを播種しました! R6.9.26
9月26日(木曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、1年生2人が葉ネギを播種しました。4列の畝のうち、2列は手まき、2列は専用の播種器(ごんべえ)を使いました。
手まきを担当した学生は、「先が見えない」と言いながらも、葉ネギの小さな種を指でつまんでぱらぱらとまき、土をかぶせていました。一方、ごんべえを使った学生は、「うまく動きません」というので、一度播種器を分解したところ、一つだけ足りない部品があったため、すぐに修理して播種を再開しました。こういう対応がさっとできるようになった1年生の姿を見ると、成長を実感します。
今回播種した品種は葉色の濃い「やまひこ」です。今後、かん水、防除などの栽培管理を行い、11月中旬頃収穫・出荷予定です。美味しいネギに育てて見せます!お楽しみに!
葉ネギを植えるための畝立てをしました! R6.9.24
9月24日(火曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、職員2名と1年生1名で、葉ネギを植えるための畝立てをしました。
最初に、全員で必要な部品を機械に取り付け、角度や高さを調整しました。自分の大好きな葉ネギ栽培の第一歩とあって、1年生も頑張って取り組みました。
機械の調整後、早速ハウス内で畝立てに取り組みました。以前畝立てしたことがある学生ということもあり、改めて教えるまでもなく始めました。あらかじめ付けておいた自分の足跡が畝の真ん中になるよう機械の位置を調整し、まっすぐな畝を作ることができました。
明後日には播種します。11月中旬ごろから出荷予定です。
エダマメの中耕をしました! R6.9.19
9月19日(木曜日)、園芸学科野菜経営コースではエダマメの中耕をしました。
中耕には、株周辺の土を増やすことで株の生育を促進する、雑草の上に土をかぶせることで雑草の生育を抑制するなどの効果が期待されます。
この日は、1年生1人に対して、職員が機械の使い方や注意点を教えました。すぐに1人で機械を使い、しっかり中耕していました。入学してわずか半年たらず、いろいろな機械を使ってきたためか、比較的短時間に作業を終えることができました。
今後、施肥、かん水などを行い、11月3日の拠点祭を中心に出荷します。おつまみにも最高です!お楽しみに!
さあさ 刈り取れ 実りの秋だ 垂れる稲穂は 黄金色
R6.9.24
2年目の土地利用学科の水稲栽培も、いよいよ収穫時期。秋晴れの9月17日(火)、今年最初の稲刈りを行いました。品種は「マンゲツモチ」です。
といっても、すぐにコンバインで収穫するわけではありません。各圃場は学生がテーマを決めて調査を行っているため、まずは穂数の計測等の調査を行い、次に坪刈り(収量を調べるために、一定面積の稲を手で刈り取ること)をします。調査と坪刈りが終わったら、ようやくコンバインで収穫開始です!
収穫作業は、トラブルも無く順調に進みました。これも、この日に備えて入念にコンバインを整備してきた成果でしょう。唯一大変だったのは、入水口(にゅうすいぐち:圃場に水を入れる所)周辺がなかなか乾かず、コンバインがはまる恐れがあったため、入水口周辺の約10㎡を手で刈り取ったこと。ぬかるみでの手刈りは疲れます・・・
この日収穫した「マンゲツモチ」は、11月3日の拠点祭の餅まきや餅つきに使う予定です。
畦畔の草刈り実習(その2) R6.9.24
9月11日(水)、土地利用学科は防府市の農事組合法人 下津領(しもつりょう)で、2回目の草刈り実習を行いました。今回の実習テーマは、「スパイダーモア(斜面草刈り機)の使い方を学ぶ」です。
今回も、(農)下津領の方が学生に付きっきりでスパイダーモアの「プロの操作テクニック」を教えてくださいました。特に印象に残ったのは、斜面の下の方の草を刈る裏ワザ。一般的にスパーダーモアはハンドルが伸縮可能で、最大約2メートル下の草を刈ることができます。では、2メートルより下の草を刈りたい場合はどうするか? ロープ(ロープが無い場合はベルトでもOK)をハンドルに引っ掛けて、ハンドルを延長するんです!! 現場ではそんな使い方をしているんですね・・・
土地利用学科では、実践的な技術を多く学ぶことができる現地実習を、引き続き実施していく予定です。
土地利用学科の露地野菜栽培、2作目に突入! R6.9.24
土地利用学科の露地野菜栽培も、いよいよ2年目。9月5日(木)にジャガイモの定植(ていしょく:苗や種芋を植えること)、6日(金)にブロッコリーの定植を行いました。
ジャガイモの定植といえば、昨年の秋作は、機械の不具合のため種芋を全て手で植えました(泣)。今年の春作は、定植の間隔の設定を間違えて、種芋が足らなくなりました(泣)。さてさて、今作は順調に定植できるのでしょうか・・・? 圃場の一部で土壌水分が高く、過負荷で機械の部品が曲がってしまう(!)というトラブルがあったものの、ほとんど順調に、計画どおりに定植できました。ヨカッタ、ヨカッタ。
ブロッコリーの定植では、作業の様子を動画に撮りました。これは、2年生が卒業論文の一環で「危険予知トレーニング」用の動画作成に取り組んでおり、その素材とするためです。動画を撮影しているからといって特段カッコつけることもなく、普段どおりの様子で「苗の補給が間に合わん!」「ちょっと待って!待って!」と楽しそうに声を掛け合いながら、作業を行っていました。
ジャガイモもブロッコリーも、順調に育ってほしいですね。
防府市のPRビデオに出演しました! R6.9.13
9月18日(火曜日)、農林総合技術センター農林業担い手支援部(農業大学校)は、防府市PR映像の撮影を受けました。PR映像は全8分間で構成され、その中に今回撮影された内容がちりばめられます。
農林業担い手支援部では、カーネーションの摘蕾とキュウリの誘引の様子を撮影しました。「右手で摘む?じゃあこっちから撮るから」「もう少し間隔をあけて作業してみて」など、きめ細やかな指示にも、学生たちはしっかり対応してくれました。
PR映像は、拠点祭でも放映されるとのことで、学生たちも出来上がりと放映を楽しみに待ちます!
稲わら収集に向けて機械の試運転を行いました!
R6.9.13
9月13日(金)、実習家畜の飼料となる稲わらの収集が始まるに当たり、関連する農業機械の試運転を行いました。
本校で使用する稲わらは、地元のものを収集させてもらっており、本日、稲刈りの終わった近隣のほ場で、テッターによる集草とロールベーラによる梱包の動作を確認しました。
一年ぶりでしたが、問題なく稲わらロールができ安心しました。
今後、稲刈りが進み、稲わらの収集も本格化しますが、収集は天候との勝負ですので、雨に当たらず、よく乾いた稲わらが収集できることを祈っています。
なお、稲わらにはリグニンという消化しにくい繊維が多く、消化を促進するため、牛は普段よりも多く反芻(はんすう)します。反芻で分泌された唾液が胃内環境を整えるため、特に飼料を多く摂取する肥育では欠かせないものです。
カブとダイコンを植えるための土壌改良と畝立てをしました! R6.9.18
9月18日(火曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、カブとダイコンを植えるための土壌改良と畝立てをしました。土壌改良は、畝の広さに応じてあらかじめ量った石灰資材を施用後、トラクターで畝を立てました。
担当の1年生は、職員と一緒に石灰資材を施用した後、いったんハクサイの定植に行き、ハクサイの定植を終え、午後から畝立てするという強行スケジュールも頑張ってこなしていました。
ここで植え付けたカブ・ダイコンは、11月上旬頃から収穫予定です。小カブやミニダイコンは拠点祭にも出荷予定です!お楽しみに!
ハクサイ・ミニハクサイを定植しました! R6.9.18
9月18日(火曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、ハクサイを定植しました。
定植に際して、あらかじめプラグトレイから苗を下からつついて取り出しやすくする、定植機が正常に定植できるよう畝が平坦でマルチが浮かないようにするなど、様々な工夫をしていました。
定植は2人1組で、機械を操作する者とプラグトレイから苗を供給する者に役割分担しました。直前までカブとダイコンのために石灰資材を施用していた1年生1名と定植準備をしていた社会人研修生1名で、職員の指示のもと、懸命に取り組みました。
今後、除草や潅水などを行い、11月上旬ごろから収穫予定です。特に、ミニハクサイは拠点祭にも出荷予定です。お楽しみ!!
販売実践演習を行いました! R6.9.18
9月18日(火曜日)、農業大学校では、『まちの駅 うめてらす』で、販売実践演習を行いました。
好天に恵まれ、多くのお客様にご来店いただきました。果物類は今回も売り切れました。たくさん出荷したナス、パプリカなども、学生たちが一生懸命説明して、売り込んでいました。白オクラは生産した学生がこの演習に参加しており、自分の口でしっかりと説明して買っていただいていました。最初はどう話しかけてよいか迷っていた学生も、中盤以降慣れてきたところで、丁寧に商品を説明できるようになりました。
次は10月2日、ソレーネ周南にて行います。皆さま、お誘いあわせの上、ご来店ください!
キャベツの施肥と中耕・土寄せをしました! R6.9.17
9月17日(月曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、1年生8名と社会人研修生3名で、キャベツの施肥と中耕を行いました。
植え付けて約20日が経過し、キャベツの周辺には雑草が多くみられるようになってきました。中耕は、雑草の生育を抑え、雨で固くなった土をほぐして根張りを良くするとともに、キャベツ周辺に肥料を施した土を増やすことでキャベツの生育を促す目的があります。
あらかじめ施肥した後、2~3畝ごとに交代しながら、小型の管理機を用いて土寄せを兼ねて中耕をしました。重心が高い割に車輪は細く、不安定な管理機を一生懸命操作しながら、実習をしました。
このキャベツは、早い品種では、10月下旬ごろ収穫予定です。
お楽しみに!
ニンジンを播種しました! R6.9.12
9月9日(月曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、ニンジンの播種を行いました。
今回使用した品種は、「向陽二号」です。
この日は、担当の1年生が、播種専用の『ごんべえ』という器械を使用して播種しました。あらかじめ畝を立てていましたが、先日の急な雨の影響で畝の表面が硬くなったことから、『ごんべえ』を走らせる前に畝の表面をレーキで軽く破砕しました。
「どんな仕組みで播種できるの?」と尋ねると、1年生は丁寧に説明してくれました。
今回定植したニンジンは、12月中+旬頃収穫・出荷予定です。お楽しみに!
販売実践演習の事前打ち合わせを行いました!
R6.9.12
9月12日(木曜日)、土地利用学科、園芸学科、畜産学科の1年生の代表8名が、販売実習の打ち合わせを行いました。今回、野菜はパプリカ、キュウリ、白オクラ、ナス、ピーマン、ミニトマトなどを、果物はブドウ、ナシを販売します。
前回の販売実習では、パプリカを大量に出荷したため、終盤ではパプリカのみをどう売るか、販売方法をみんなで一生懸命考え、何とか完売にこぎつけました。
今回も、ナスやパプリカが大量に出荷される予想です。今回こそは、スムーズにお客様に勧められるよう、事前にしっかり準備しました。
9月25日(水曜日)、「まちの駅うめてらす」にて、午後2時から開店します。皆さま、お誘いあわせの上、ご来店ください!
先進農家派遣研修中の2年生が仕事として農大に来ました!
R6.9.12
9月12日(木曜日)、先進農家等派遣研修で学修している2年生が、研修の一環として、本校を訪れました。この2年生は、農産物を集出荷する事業者の下で研修を受けており、この日、本校に荷受けに来ました。野菜経営コース、果樹経営コースの職員とともに、出荷物の階級と数量を読み上げながら確認していきました。
本校での経験は、農産物を取り扱う上で必ず役に立つと思います。研修はあと2週間余り、卒業まであと半年ほどですが、学べることをすべて学びつくしてほしいと思います。
なお、一緒に写っている女性は、本校を本年3月に卒業したOGです。もう一人で立派に仕事をしている姿を見ると、感慨ひとしおです。
山口県立農業大学校の学生、卒業生、みんな頑張れ!
キンギョソウを定植しました! R6.9.9
9月5日(木曜日)、園芸学科花き経営コースでは、キンギョソウを定植しました。今回定植した品種は、「ファルファレライトピンク」、「フラミンゴ」、「アスリート イエロー」、「ラベンダー」、「アスリート ブライトピンク」、「ヨセミテピンク」、「ブライト イエロー」の7種類です。
今回は、1年生1人と職員2名で、約1,800本の苗を3時間ほどで植え付けました。フラワーネット1マスごとに指で穴をあけ、植え付けては土をかぶせる地道な作業ですが、学生をはじめ、最後まで集中して頑張りました。
直進自動操舵システムを使わなくても大丈夫だね!R6.9.6
9月4日(水)、土地利用学科の1年生3名が、防府市内の農業法人(株)ファーム大道の協力のもと、大道干拓で飼料用トウモロコシの播種実習をさせてもらいました。大道干拓の圃場は、長辺の長さが約170mもあります。・・・これは、直進自動操舵システム(GNSSの位置情報をもとに、ハンドルを自動制御して直進する機能)を試すには絶好の機会じゃないですか!そこで、農大のトラクタ(直進自動操舵システム付)を持込んで、播種作業に挑戦です。
見よ!ハンドルを操作しなくてもトラクタが真っすぐ走るゾ!とワクワクしながら使ってみたものの、アレレ? 設定が良くないのか、何度試してもきれいに(芸術的に)蛇行するトラクタ・・・ 短気な教官は早々に直進自動操舵システムを諦め、学生達の技術に任せることにしました。
するとどうでしょう、直進自動操舵システムの航跡よりも、学生達の航跡のほうが明らかに真っすぐじゃないですか! 学生達がこんなに成長していたとは、教官もビックリです。みんな、直進自動操舵システムを使わなくても十分イケるね。
畦畔の草刈り実習 R6.9.6
9月4日(水)、土地利用学科の1年生3名が、防府市の農事組合法人 下津領(しもつりょう)で草刈り実習を行いました。使う機械は、リモコン式草刈機、ハンマーナイフモア、スパイダーモアの3種類。
(農)下津領の畦畔は、傾斜が40~45度とキツイこと、管理しやすいようにセンチピートグラス(芝の一種)が植えられていることが特徴です。機械を斜面から落とさないように、そしてセンチピートグラスを傷めないように、草刈りしなければなりません。
リモコン式草刈機は、最大傾斜ギリギリでしばしば警告ランプが点灯する中での作業となりました。学生は「ドキドキするー」と言いながら操作。見ている教官もヒヤヒヤですよ~
スパイダーモアの操作では、(農)下津領の方が付きっきりで「プロの操作テクニック」を教えてくださいました。水路際や畦畔の肩の刈り方、ハンドルの設定等、多くのことを学べたと思います。
(農)下津領のきれいに管理されている畦畔の草刈りでは、スパイダーモアが適しているようです。次回は、スパイダーモアの台数を増やして実習することにしましょう。
2S(整理整頓)ってイイですね! R6.9.6
土地利用学科では、トヨタ自動車株式会社から講師を招いてトヨタ生産方式の学修に取り組んでいます。8月28日(水)、1年生がトヨタ生産方式の基本である2S(整理整頓)について学びました。
世間一般で言われる「整理整頓」ではなく、「トヨタ生産方式の整理整頓」についての講義を受けたら、即実践です。実践場所は、機械格納庫の工具置場。なんとなく置かれている工具、何故ここにあるのかわからないような資材、それらを全て一旦棚から出し、必要なモノと不要なモノに分けます。不要なモノは廃棄。必要なモノは、取り出し易さなどを考えて配置を決め、次々と格納。そして、棚に名札を貼ったら、はい終了~
モノが乱雑に置かれて、薄汚い感じの工具置場でしたが・・・・ 整理整頓後はスッキリ明るくなったような感じ! イイですね・・・ 講師からは「置き場にモノが少ない、と思うかもしれませんが、少なくても仕事はできます。もっと減らせます。」とコメントをもらいました。そして今回の宿題は、この状態を維持すること。次回まで、この良い状態を維持しつつ、改善できるところは改善していきましょう。
現地でドローンの操縦を練習! R6.9.6
8月27日(火)、土地利用学科2年生が周南市四熊地区でドローンの操作練習を行いました。周南市四熊地区は、住民の理解のもとドローンの飛行練習が可能であり、農業大学校も毎年ドローンの校外練習で訪れている地区です。
今回のテーマは、①ドローンの自律飛行(自動航行プログラムの作成と空撮)、②ドローンによる施設点検を模したマニュアル飛行(空撮)です。この1年間で学んだ技術を組み合わせた応用課題であり、学生達は真剣に取り組んでいました。今回空撮した画像は、講師が3Dモデルに処理し、後日の講義で学生達にお披露目する予定です。
ジャガイモを定植しました! R6.9.9
9月5日(木曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、ジャガイモを定植しました。今回は、ポテトプランターという種イモの植え付け、畝立て、覆土を同時に行う機械を使いました。
1年生3人が、運転役と種イモを乗せる役を代わりながら約200m2のほ場に、約700個のジャガイモを定植しました。学生たちは職員に教えられたとおり、慎重に運転していました。
このジャガイモは、12月中旬に出荷します。お楽しみに!
職場体験を受け入れました! R6.9.5
農林総合技術センターでは、中学生の職場体験研修を受け入れています。9月4日(水曜日)午後、園芸学科野菜経営コースでは、華陽中学校の生徒2名の職場体験研修を行いました。専攻職員による職務の概要説明の後、メロンのわき芽とりやミニトマトの収穫・調製を行いました。
生徒は慣れない作業で最初は戸惑っていましたが、職員や学生が丁寧に教え、少しずつ早くできるようになりました。
農林総合技術センターでは引き続きこうした研修を受け入れ、農業に対する理解促進を図ります。
イチゴの花芽検鏡を行いました! R6.9.4
9月4日(水曜日)、園芸学科野菜経営コース1年生1名が、研修に来ていた普及指導員と一緒に、イチゴの花芽検鏡を行いました。花芽検鏡とは、イチゴの苗に花芽が形成されているかを顕微鏡で確認する作業です。花芽が形成されていない苗を植えると、栄養成長が旺盛になり、果実が着きにくくなります。このため、花芽検鏡はイチゴ栽培において大変重要な作業になります。
1年生は、教えられたとおり、まず展開葉、次に根や未展開葉を除去したあと、顕微鏡で針を使って花芽の形成を確認していました。
今回習った内容を生かして、経営プロジェクトで使用するイチゴの苗でも花芽検鏡を行い、適正な時期に定植します。
販売実習を行いました! R6.9.4
9月4日(水曜日)、ソレーネ周南で販売実習を行いました。今回は、3つのテーマを設定し、テーマごとに売り場を設けました。
開店早々、ブドウやナシといった「果物」売り場にお客様が集中し、あっという間に売り切れました。「調理野菜」のナスやピーマンも少しずつ売れました。苦戦したのは、急きょ販売量を増やした「生野菜」売り場のパプリカで、最後は学生が商品を入れたカゴを持って売り歩きました。その結果、最後にパプリカを2袋お買い求めいただき、完売御礼となりました。
単一の商品をいかに売り込んでいくか、そのためにどんな準備をしたらよいか、学生は身に染みて理解したようでした。
次は9月18日(水曜日)、まちの駅うめてらすで行います。
フラワーアレンジメントの商品を作りました! R6.9.3
9月4日(水曜日)午前、園芸学科花き経営コースでは、1年生と職員で、農大産の花でフラワーアレンジメントの商品を作りました。作った商品は、午後からの販売実習で、1つ700円で販売します。
フラワーアレンジメントは、どの花を、どの程度の高さで切り、どこに挿すか、作り手のセンスが試されます。また、オアシスと呼ばれるスポンジ状の給水用具は、一度挿すと穴の形が残ってしまい、2度、3度と挿せません。このため、花の配置をイメージして挿す順番をよく考える必要があります。
1年生はどの花を使おうか、どの程度の高さで切ろうか、迷い悩み、時に職員が助言しながら、何とか1つ作り上げました。
午後からの販売実習では、作ったフラワーアレンジメント商品は完売しました!お買い上げありがとうございました!!
GAPの講義で小テストをしました! R6.9.3
9月2日(月曜日)、1年生のGAP概論の授業で、小テストを行いました。
例えば、「安全な農産物とは何か。当てはまるものをすべて答えなさい」という問題に対して、4つの選択肢からあてはまるものを選ぶ、といったものです。合計18問で、選択肢の中にはひっかけもあり、学生たちは一生懸命考えながら、解いていました。
次回は、店頭に陳列した商品から収穫日や収穫者などをさかのぼるトレーステストを行う予定です。
農業大学校では、授業を通じて、これからもGAPに取り組んでまいります。
販売実習の打ち合わせを行いました! R6.9.3
9月2日(月曜日)、土地利用学科、園芸学科、畜産学科の1年生合計8名が、販売実習の打ち合わせを行いました。今回は、出荷される商品から、生野菜、調理野菜、果物の3つのコンセプトを作りました。生野菜にはパプリカ、キュウリなど、調理野菜にはナス、ピーマン、果物はブドウ、ナシです。
販売台の設置場所などを打ち合わせ、看板を作りました。
9月4日(水曜日)、ソレーネ周南で販売実習を行いました。ご来場いただき、ありがとうございました。
拠点祭で販売する葉ネギの播種をしました! R6.9.3
9月3日(火曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、拠点祭で販売するための葉ネギの播種を行いました。今回、1年生3人が、潅水チューブの準備、植穴づくり、播種という作業を役割分担して取り組みました。担当者のこだわりで、今回は約3時間かけて手で種をまきました。9月10日に予定している播種では、専用の器械を使う予定です。
どちらの方法がより良い結果になるか、発芽率、生育、労働時間など、担当者がしっかり比較していきます。
今回播種した葉ネギは、山口県が育成した品種を母親としている「やまひこ」です。11月3日の拠点祭で販売しますので、お楽しみに!
ブドウの出荷調製! R6.9.3
現在、園芸学科果樹経営コースでは、ブドウの出荷調製を行っています。8月上旬に出荷した「デラウェア」を皮切りに、「サニールージュ」、「紅伊豆」、「紫玉」といった品種を出荷してきました。
出荷調製とは、ブドウの房に交じっている小果粒など商品性の低い粒を間引いて、パックや袋に詰める作業です。
この日は、鮮やかな赤色ブドウ「クイーンニーナ」、大玉になる「藤稔」などを調製しました。
1年生は、除去する粒を慎重に選びながら調製していました。
直売所『とれたて満菜』、『スマイルほうふ』『道の駅ソレーネ周南』で販売しています。
ぜひお立ち寄りください!
JGAP認証継続に向け、模擬審査を行いました!
R6.8.27
8月27日(火)、園芸学科では、JGAP認証を継続すべく、模擬審査を行いました。
園芸学科では、2018年度からトマト・ミニトマトを、2020年度からはブドウにおいてJGAP認証を継続しています。
今回は、審査で訊かれそうな質問への回答、資料の準備手順、学生の動線などを確認するため、審査員の資格を持つ外部講師を招へいし、本番さながらのセッティングとしました。
最初はどのように答えたらよいか分からなかった様子でしたが、慣れてくるとしっかり受け答えをしていました。
今回受けた指摘を学生と職員で再度確認し、本番の審査までに必要な書類等を整えます。
経営プロジェクト中間発表会(第8回目)を行いました!
R6.8.27
8月27日(火)、園芸学科では、今年8回目となるの経営プロジェクト中間発表会を行いました。
今回は、「キュウリの半促成栽培における日射比例潅水が生育、収量に及ぼす影響」について、担当の2年生が発表しました。
キュウリは定期的な潅水が必要ですが、新規就農者にはその目安を身に付けることが難しいという問題がありました。これを解決するため、積算日射量が一定値に到達したら既定量の潅水を実施するという装置を導入し、生育や収量を調査しました。
学生からいくつかの質問が出ましたが、担当の2年生はしっかり受け答えしていました。1月の経営プロジェクト発表会が楽しみです!
ハクサイを播種しました! R6.8.26
8月26日(月曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、ハクサイの播種を行いました。
この日は、1年生1人と社会人研修生1人で、約1,000個の種をプラグトレイに播いていきました。
作業中の雑談で1年生が就職など将来について思いを話し、社会人研修生は就職活動のアドバイスをしていました。こうした関係が築けるのも、農業大学校の特徴の一つです。
今回播種した白菜は、9月中旬に定植し、11月中旬ごろから順次収穫予定です。
キャベツの耕うん・畝立・施肥を同時にしました!
R6.8.23
8月23日(金)、園芸学科野菜経営コースでは、キャベツとブロッコリーを植え付けるためのほ場準備をしました。
トラクターに専用の施肥機を接続し、耕うん・畝立て・施肥を同時に行います。施肥機にはGPSセンサーが付いており、トラクターの速度に合わせて施肥量を調整します。これにより、広いほ場においても肥料を均一に施用することが可能となります。
台風の影響がなければ、来週にも苗を移植する予定です。
経営プロジェクト中間発表会(第6回目)を行いました!
R6.8.22
8月22日(木曜日)、園芸学科では、今年6回目となる経営プロジェクト中間発表会を行いました。
今回は、「トルコギキョウの仕立て方の違いが収支に与える影響」について、担当の2年生が発表しました。
トルコギキョウは通常、1株に数個の花をつけるように栽培して出荷します。この方法は、生産者にとっては大きさのそろった蕾をそろえにくい、販売する花屋にとっては花のついている枝が他の株の枝とからんで折れやすいというデメリットがありました。
そこで、最近注目されている1本仕立てという方法に挑戦しました。1本仕立ては養分を一つの茎に集中させるため折れにくくなります。また、花も大きくなります。
収支まで取りまとめた結果は、1月の経営プロジェクト発表会で発表します!
トウモロコシを播種しました! R6.8.20
8月16日(金)、園芸学科野菜経営コースでは、トウモロコシの播種を行いました。
この日は、2年生1人と職員で、約180㎡のハウスの中に作った畝に等間隔に穴を掘り、1つの穴に2~3粒ずつ播種しました。
品種は「クリスピーホワイト」で、外観はきれいな白色のトウモロコシです。食感がサクサクして甘みが強く、食味の良い品種です。
暑いハウスの中で、播種しては移植ごてで穴を埋める単調な作業でしたが、さすが2年生、手慣れた様子で1時間ほどで終わりました。
今後、施肥、潅水、除草などの後、11月上旬に収穫予定です。拠点際にも出品するので、お楽しみに!
ユリの根重調査を行いました! R6.8.20
8月15日(木曜日)、園芸学科花き経営コースでは、ユリの根重調査を行いました。
これは、経営プロジェクト課題「オープンハウスと葉面散布がLAユリの花の脱落軽減に及ぼす影響」の一環で行ったものです。
この日は、担当の2年生が掘り上げた根の重さや発達の違いなどを、約3時間にわたり黙々と調査をしました。
結果は、1月上旬の経営プロジェクト発表会で発表します。
エダマメを播種しました! R6.8.19
8月15日(木)、園芸学科野菜経営コースでは、エダマメの播種を行いました。
午前中とはいえ、ハウスの中で温度は40℃近くになる中、1年生が汗びっしょりになりながら、30cm間隔で植穴を掘って種をまく作業を繰り返しました。ちなみに、エダマメは未成熟の大豆なので、エダマメの種というのは、大豆のことです。
地道な作業を繰り返す中、どうやったら早く、精度高くできるか自分なりの答えを探しながら取り組んでいました。
今後、潅水、除草などの管理作業ののち、11月上旬に収穫予定です。拠点祭にも出品します。お楽しみに!
メロンを定植しました! R6.8.19
8月15日(木)、園芸学科野菜経営コースでは、メロンの定植を行いました。
ここに至るまで、土壌消毒・播種(7/26)、鉢上げ(8/1)という大きなプロセスと、日々のかん水という地道な作業の積み重ねがありました。
この日は、2年生1人と1年生1人がガラス温室の中で専用の器具で植穴を開けては鉢上げした苗を植え付けるという作業を、420株分繰り返しました。秋作は生育が早く進むため、直ちに誘引ヒモの準備に取り掛かります。
品種は、青肉系の「ミラノ夏Ⅰ」、赤肉系の「妃」で、拠点祭を中心に販売します。お楽しみに!!
タマネギの調製・出荷、ようやく終わった~ R6.8.16
地利用学科は、4月に4アール(400㎡)、6月に10アール(1,000㎡)のタマネギを収穫しました。収穫したタマネギは乾燥させて一時貯蔵しておき、時間を作っては少しずつ調製(タマネギの根と葉を取り除き、サイズ別に分け、袋詰めすること)を行い、市場に出荷してきました。
さて、4月3日の初出荷から4か月経った8月8日(木)、今年度最後のタマネギ調製・出荷を行いました。タマネギは貯蔵中に傷むことも多いので、一つ一つ触って傷んだタマネギは取り除きます。状態の良いタマネギだけを選び、1袋分の重さを計って袋に詰め、農大ブランドシールを貼ってコンテナに詰めていく・・・ 今年は何回この作業を行ったことでしょう。学生達は熟練作業者(?)の雰囲気も漂わせながら手際よく作業を進め、17個のコンテナを作り上げて最終便を出発させました。みなさん、長い、長い、タマネギの出荷調製、お疲れさまでした。土地利用学科として初めてのタマネギの出荷でしたが、合計で3t以上出荷することができました。
そういえば、土地利用学科は今秋植える(来年度収穫する)タマネギの面積を増やすと聞きました。それに伴って出荷調製の量も増えますね! 来年も頑張りましょう。
大豆の畝立て狭畦栽培で、中耕除草を試してみた!R6.8.16
土地利用学科の2年生が、経営プロジェクト学修(卒業論文)で大豆の畝立て狭畦栽培(きょうけいさいばい:播種の間隔を通常より狭くし、大豆の葉で早期に畝を覆い、雑草の発生を抑える栽培方法)に取り組んでいます。この狭畦栽培は2圃場で実施していますが、うち1圃場は除草剤を使わずに、機械を使った中耕で雑草を抑えることにしています。
さて、8月6日(火)、その中耕を行いました。乗用管理機は普段使っている機械ですが、中耕除草機は初めて使います。しかも、実はこの作業機は、麦用の中耕除草機なんですよ。それを大豆の中耕除草に合うように深さや位置を調整し、試しに別の作業機の部品を取り付けてみたら・・・ バッチリ、きれいに中耕除草ができました! しかも適度に土寄せ(つちよせ:作物の株元に土を盛ること。雑草を埋め込み、株が倒れるのを防ぐ効果がある)もでき、予想以上の仕上がりになりました。これから大豆が良く育っていくことを期待しましょう。
水田の雑草を取る、大豆畑でも雑草を取る! R6.8.13
土地利用学科の水田はもうすぐ出穂期(しゅっすいき:水稲の穂が出る時期)を迎えますが、先にヒエ(イネ科の雑草)が穂を出し始めました。ヒエはコンバイン収穫の妨げになるため、取り除かなければなりません。ということで、昨年に引き続き、今年も最終兵器テトール(雑草を「手で取る」ことです)の出番! みな鎌を手に田んぼに入り、ヒエを一本、一本、取っていきます。
また、大豆畑では帰化アサガオ類(外国から侵入したヒルガオ科の雑草)が目立つようになりました。帰化アサガオ類は大豆を覆い隠すくらい繁るため、取り除かなければなりません。ということで、これもテトールの出番! 大豆畑を歩きながら、帰化アサガオ類を一本、一本、抜き取っていきます。
どちらも大変な作業ですが、終わったあとのきれいな水田や大豆畑を見ると、達成感もひとしおですね。
草刈り、頑張っています! R6.8.13
暑い時期ですが、土地利用学科では連日、圃場の草刈りを行っています。熱中症にならないように、気温が高い時間帯(午後1時~3時)を避け、複数で、適度に休憩と水分をとりながら。汗が滝のように流れ出ますが、みな頑張って草を刈っています(職員も学生に負けないように刈ります)。これで、水田の水管理や今後の作業を安全に行うことができますね。
ちなみに、土地利用学科の動力運搬車は、「何」を「何個」積んだか記録するようになっています。仕組みは簡単、道具名と数のマグネットプレートを車体に張り付けるだけです。実は、以前、運搬車に積んで行った道具を畦道に置き忘れ、苦情を受けたことがありました。この反省を生かし、圃場から帰る前に、持ってきた道具を確認できる仕組みを作ったものです。これ、結構イイと思いますがどうでしょう?
山口大学で学生実習を行いました! R6.8.7
山口大学と、本校が所属する山口県農林総合技術センターは、調査・研究及び人材育成の分野で連携して取り組んでいます。
その一環として、本校畜産学科2年生が山口大学の高度な知識や技術を学び、本校での学修内容への理解を一層高めるため、山口大学の先生による牛の繁殖に関する講義・実習を受けました。
講義では、牛の出産事故を減らすため、出産時における胎児の体位の確認や分娩介助時における胎児へのロープのかけ方等の説明を受けました。
また、直腸検査の精度向上を図るため、超音波機器を使用した直腸検査の実習を行いました。普段、手の感覚でしか分からない卵巣の状態を、超音波画像で確認できることから、自身の判断の答え合わせができ、一喜一憂していました。
実習後、参加した本校学生は、直腸検査の技術レベルをさらに高めたいとモチベーションが上がったようなので、直腸検査のスペシャリストを目指して一層精進することを期待します。
JICA外国人研修員と交流しました! R6.8.9
8月9日(金)、山口大学で研修を受けているJICA外国人研修員3名(獣医師2名、家畜人工授精師1名)等が本校を訪問し、施設見学と本校学生との交流を行いました。
本校が所属する山口県農林総合技術センターは、山口大学と調査・研究及び人材育成の分野で連携して取り組んでおり、その一環として実施したものです。
今回の研修員はインドネシア共和国出身で、母国における低い牛の妊娠率を向上させるため、日本で取り組まれている繁殖管理を学びに来られています。
施設見学では、研修員は、牛舎内のホワイトボードや繁殖カレンダーを活用した繁殖管理に興味津々の様子でした。
また、本校学生との交流では、インドネシア共和国の世界遺産や食べ物の紹介の他、肉用牛経営の状況説明があり、本校学生から「おいしそう」、「行ってみたい」との感想がありました。
明日10日に帰国されるとのことでしたが、母国でのご活躍を期待します!
併せて、今回の交流を契機に、本校学生には幅広い興味を持ち、自身をますます高めて欲しいと願います!
トマトを植えるための畝立てをしました! R6.8.7
8月7日(水曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、トマトを植え付けるための畝立てをしました。
ハウスの中に3つの畝を立てます。最初に畝の中心を決め、まっすぐになるように巻き尺を引き、その上を担当の1年生が歩いて目印の足跡を付けます。この足跡に耕うん機の中心を合わせて耕しながら畝を立てます。
うだるような暑さの中、時々へとへとになったような表情を浮かべながら、職員指導の下、3畝を無事作り終わりました。
このハウスには8月20日頃、「桃太郎ホープ」を植え付ける予定です。
ナスの播種をしました! R6.8.7
8月7日(水曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、ナスの播種を行いました。今回播種した品種は「PC筑陽」と「メランツァーネ・ラテ」の2品種です。担当の2年生は、現在経営プロジェクトで露地ナス栽培に取組中で、「ナス栽培を極めたい」という思いから、冬場のハウス栽培にも挑戦することにしました。
「PC筑陽」は、果実のヘタなどにトゲがほとんど無く、果皮の柔らかい長ナスです。
「メランツァーネ・ラテ」は、果皮のツヤの良いイタリア白ナスです。加熱するととろけるような食感になるため、グリルや煮物に向いています。
11月上旬頃、ハウスに定植し、誘引、潅水といった管理を経て、12月中旬頃収穫予定です。拠点祭にも出品するので、ぜひご賞味ください!
ブロッコリーを播種しました! R6.8.7
8月7日(水曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、ブロッコリーの播種を行いました。
今回播種した品種は「おはよう」と「こんばんは」の2品種です。
播種したのは1年生ですが、入学して4か月弱、慣れた手つきでセルトレイに土を入れ、鎮圧し、植穴を開けていました。それでもわからない場所は、すぐ傍でナスの播種をしていた2年生に確認し、教えてもらっていました。2年生もしっかり丁寧に教えていました。
9月中旬頃、土壌改良を施したほ場に定植します。収穫は11月中旬以降を予定しています。
野田中学校の職場体験研修を受け入れました! R6.8.6
農林総合技術センターでは、中学生の職場体験研修を受け入れています。8月6日(火曜日)午前、園芸学科果樹経営コースでは、野田学園中学校の生徒1名の職場体験研修を行い、ブドウの収穫、収量調査、ウンシュウミカン「石地」の摘果について研修しました。
ブドウの収穫では、果実にかけている袋にある透明な窓から房の着色状況を見て、着色している房を慎重に選んで収穫するよう、職員が指導しました。生徒はしっかり窓から着色状況を確認し、「デラウェア」や「涼香」など約20房を収穫しました。
農林総合技術センターでは引き続きこうした研修を受け入れ、農業に対する理解促進を図ります。
牛の登録審査を受けました! R6.8.8
8月8日(木)、牛の登録を担う(公社)山口県畜産振興協会等の関係機関が来校され、登録の際の審査が行われました。
牛の業界では、育種改良の基礎情報として、人の戸籍と同じように父母等の血縁や出生地の他、発育や体型等の情報を登録する制度があり、本校でも繁殖に供する牛は制度に基づき登録しています。
今回登録を受けた牛は本校で生まれた雌牛で、10月に第一子を出産予定です。審査の結果、登録得点は81.3点(普通は80.3点)で、体の大きさや肩の付き方が特に評価されました。
今後、元気な子牛を出産し、その後も病気にかかることなく、子宝に恵まれる母牛になることを期待します!
ブドウ「涼香」を収穫しました! R6.8.6
8月6日(火)、園芸学科果樹経営コースでは、ブドウ「涼香」の収穫を行いました。「涼香」は、福岡県が育成した品種で、着色が良く、マスカット香を有する食味の良い品種です。
植え付けて4年ほど経過した樹から、30房ほどを学生2名と社会人研修生1名で収穫しました。
この後、重さや房数などを調査する収量調査を行い、不要な粒を除去する調製のあと、パックに詰めるなどして出荷します。
防府市の直売所『とれたて満菜』『スマイルほうふ』、周南市の道の駅『ソレーネ周南』などにて順次出荷していきますので、ぜひご賞味ください。
トマトを植え付けるための耕うんをしました! R6.8.6
8月6日(火曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、トマトを植え付けるため、ハウス内の耕うんを行いました。
ハウス内は40℃以上あろうかという暑さの中、ハウスのパイプに当たらないよう、ハウス内をできるだけ無駄なく広く耕うんできるよう、慎重に作業しました。
今後、8月下旬、トマトの苗を定植し、潅水や誘引を行い、10月下旬ごろから収穫・出荷予定です。
エダマメを植え付けるための耕うんを行いました! R6.8.6
8月6日(火曜日)、園芸学科野菜経営コースでは、エダマメを植え付けるため、ハウス内を耕うんしました。
この日も朝から暑く、ハウス内は40℃を超えるような暑さでした。暑さ対策として、1年生1名、2年生1名が交代しながら、トラクターで耕うんしました。学生は、暑い中でも事故を起こさないよう集中して取り組んでいました。
今後、8月中旬ごろ大豆を播種し、除草のための中耕や防除などの作業の後、11月上旬頃、エダマメとして収穫・出荷します。
中学生が職場体験しました! R6.8.6
8月6日(火)、山口市内の中学生1名が職場体験に来校されました。
畜産学科では、酪農経営コースと肉用牛経営コースそれぞれの施設を見学し、学修内容を確認した後、繁殖牛や子牛の飼料給与を体験しました。
今回は、実習準備で牛舎内にいた学生が、生徒に哺育や飼養管理を指導するなど、生徒にとっても学生にとっても良い体験となりました。
今回職場体験に参加された生徒が、将来、畜産や農業に関わる道に進まれることを期待します!