『次世代へつなぐ農業を!』
~是非、本校で実践農業を学んでみませんか?~
本校は、瀬戸内海の一角、風光明媚な周防灘に浮かぶ島々を見渡せる防府市最高峰の大平山(標高631m)の麓に拓け、キャンパスの広さは約48haあります。
これは、あの東京ディズニーシーとほぼ匹敵の広さであり、ガラス温室20棟をはじめ、パイプハウス48棟や露地ほ場約1ha、果樹園約2ha、また乳牛約40頭、肉用牛約60頭、放牧場約6ha、飼料畑約6haなど、西日本でも有数の施設規模を誇っています。
本校では、「学生教育」と「社会人研修」を2本柱として、本県農業・農村を支える人材を育成しています。
まず、学生教育では、昭和9年の創立以来、受け継がれてきた「実践教育」と「全寮制による教育」の二つの特色ある教育方針があり、その方針の下、現在、1、2年生合計63名(R2.4.1)の学生が実践学修に励んでいると同時に、寮生活を通じた仲間づくりや、コミュニケーション能力なども養っています。
学生自らが「課題」「計画」「実行」「評価」するプロジェクト学習法により、1年次では自分の課題を見出す「生産プロジェクト」や短期インターンに、2年次では長期先進農家等派遣研修や卒論テーマとなる「経営プロジェクト」に取組むなど、その結果、近年では、卒業生の9割強が農業法人や農業関連企業に就職しています。
もう一つの柱として社会人の方を対象にした、社会人研修では、きっかけづくりから本格的な就農を支援する、幅広い各種研修を行っています。
また、昨今では、これまでの「きたない、きつい、危険」の3Kから、「カッコ良く、感動を以て、稼ぎましょう」の新3Kとも呼ばれる言葉に代表されるように、IOTやAI、ドローンといった先進技術を駆使したスマート農業の取組にも力を入れています。
本県農業の次代の担い手として活躍できるよう、農業の実践力を是非、本校で学び身に付けてみませんか?
職員一同、心より、お待ち申し上げております。
山口県立農業大学校長 沖 敏雄
本校は、昭和9年、阿弥陀寺本堂に事務所を置いた「県立牟禮農民道場」として創設しました。以降、幾多の変遷を経て、昭和53年、農業改良助長法の一部改正に伴い「農業大学校」となりました。平成19年には、文科省から専修学校として認可され、現在に至っています。この間、県内外で農業振興の中心となって活躍する多数の人材を輩出してきました。
本校は、農林水産業の活力創出に向けた「やまぐち農林水産業成長産業化行動計画」の基本理念にあたる、「中核経営体を核とした山口県農林水産業の成長産業化」に向けて、先端技術を活用し、講義・演習・実習を有機的に結合した実践的な学習をとおして、中核経営体や産地に就業する人材等、農業の担い手及び地域農業の振興に指導的役割を果たすことができる者を養成する。
教育方針のもとに、次に掲げる事項を教育目標とする。
1 効率的かつ安定的な農業経営に必要な生産技術能力、経営管理能力の育成
2 先端技術や高度化に対応できる応用力、実践力の育成
3 社会環境の変化に対応できる幅広い視野と先見性を持ち、創造的に解決する力の育成
4 地域社会の変更発展や振興に主体的かつ協働的に取り組む態度の育成
5 社会人として必要な規範意識や倫理観及びコミュニケーション能力の育成